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製品案内
サクランB(スイゼンジノリ多糖体)
化粧品表示名称:スイゼンジノリ多糖体、水、BG
熊本県固有の希少なスイゼンジノリから得られた高機能保湿剤。
国産天然由来でありながらヒアルロン酸の6倍の保湿力を持っています。
サクランだから桜? いいえ、実は「藻」です
サクランは、日本固有種であるスイゼンジノリ(水前寺海苔)から抽出された高分子多糖体です。このスイゼンジノリは湧水にのみ生息し、自らの細胞を保護するために大量のサクランを分泌します。江戸時代から現代に至るまで、食用としても利用されてきました。現在は絶滅危惧Ⅰ種に指定されていて、福岡県の黄金川で養殖が行われている他、独自の培養技術によって安定供給を実現しています。
サクランという名前の由来は?
スイゼンジノリは非常にデリケートな生物で、綺麗な湧水にしか生息することが出来ません。その生育環境の美しさから、Aphanothece Sacrum(Sacrumはラテン語で「聖なる」という意味)という学名が付けられ、これに関連付けてサクラン(Sacran)と命名されました。
サクランは繊維状であり、それを水に溶解したものがサクランB
原料としてのサクランは乾燥したセルロース状(写真左側)です。ヒアルロン酸を凌駕する分子量を持るサクランは、水に溶けづらい性質を持っています。サクランBは、それを水に溶解した化粧品原料(写真右側)です。
【化粧品に配合する主なメリット】
・ヒアルロン酸の6倍の保水力を持っている
・肌の上で緻密なバリアを形成する
・コクのある使用感を提供する
・抗炎症作用が期待される
✓ 驚異の保水力について
ティーバッグ法を用いて、サクランが保水可能な水の体積(ml)を測定した結果、サクランの乾燥重量1gに対して約6,400mLの水分を保持することができました。これはヒアルロン酸の6倍に値します。保水性が減少しやすい生理食塩水の場合でも、ヒアルロン酸の約10倍の保水力を持っていることが確認出来ました。
✓ バリア機能について
サクランを持続的に使用することで、肌のキメを整える効果があることが確認出来ました。さらにその巨大な網目構造は外部衝撃から細胞を保護する他、肌にハリ感を与えることも出来ます。驚異的な保水力と保湿力のみならず、持続的で即効性のあるハリ感を得ることが出来るのがサクランなのです。
✓ 触れた時はコクがあるが、塗り広げるとサラサラする
サクラン水溶液はとても高粘度です。スイゼンジノリ多糖体として1%配合した水溶液はキサンタンガムの4倍、ヒアルロン酸だと80倍もの粘性を示します。0.05%と少量であったとしても、ヒアルロン酸1%と同程度の粘性であることが確認出来ました。
ちなみに、化粧品原料としてのサクランBの組成は、スイゼンジノリ多糖体が0.5%、BGが30%、水が69.5%です。
そんなサクランですが、触り方によって粘度が変化することが分かりました。肌に乗せた時は粘度が劇的に上昇し、塗り広げた時は粘度が低下します。それにより、スムーズなコーティング感や塗布感を実現することが可能です。
✓ 抗炎症作用について
【ケース1】
3歳よりアトピー性皮膚炎となり、Fluocinolone acetonideを処方するが悪化する一途の11歳女性に対し、薬の使用を止めサクラン水溶液を塗布したところ、痒みが止まって赤みもほぼ無くなるり、三週間後ほぼ完治しました。
〈写真提供:高知大学医学部 Ngatu医学博士〉
【ケース2】
熱を伴う家族性アトピー性皮膚炎にかかっている32歳女性に対し、0.5%サクラン水溶液を塗布したところ、14日目に医学的に治癒が認められました。
〈写真提供:高知大学医学部 Ngatu医学博士〉
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